
犬に生肉や生魚を与えても大丈夫?
犬は落ちたものを食べても大丈夫?の記事でも記載していますが、
犬は人間よりも長時間、食べ物が胃酸に浸かります。
生肉の場合
理論上、犬は元々生肉を食べていた動物なので、生肉を与えても問題ないということになりますが、
生肉は、焼いたお肉よりも雑菌が多くなります。
生肉に慣れていない場合、十分に消化できなかったり、生肉に含まれる雑菌でお腹をこわす可能性は0ではありません。
生肉をあげる際には注意が必要で、量を調節したり、与えた後の数日は体調や排泄物をよく観察するなど、注意が必要です。
シニア犬で生肉に慣れていない場合は特に注意が必要です。
肉アレルギーがある場合も
鶏肉、牛肉、豚肉、鹿肉など様々なお肉がありますが、犬が肉食とはいえ、それらの肉に絶対にアレルギーがないわけではありません。
特定のお肉にアレルギー反応を見せる犬もいます。
食事をした後に何か体調が悪そう、毛艶が悪い、仕切りに体をかく、うんちがいつもと違うといった場合は、
アレルギー検査をし、原因を特定するのがおすすめです。
生魚の場合
生魚には「ビタミンB1(チアミン)を分解する酵素」が含まれ、継続して生肉を与え続けるとチアミン欠乏症を起こします。
ビタミンB1(チアミン)が欠乏すると食糞したり、体重が落ちたりします。
ひどくなると、沈鬱や運動失調、けいれんや心不全を起こします。
生魚は継続的にあげないようにしましょう。
生食は栄養素の損失が少ない
生食は栄養素が損失しにくいですが、それぞれが犬の体にどう影響を与えるか、知っておく必要があります。

