犬の行動学習(トレーニング・しつけ)

「かわいそう」で犬のトレーニング(しつけ)ができない/したくないなら

トレーニングをしていると「かわいそう」とか、「人間のエゴじゃないか・・・?」という思いが出て、

うまくトレーニングできないという方もいらっしゃるかもしれません。

優しい方なんだと思います。

不要だと思うトレーニングは、やらなくてもいいと個人的には思います。

それは飼い主の選択であり、責任、自由です。

でも、「本当はこの行為やめて欲しいんだよな・・」という思いがあるなら、”自分のため”に取り入れることをおすすめします。

犬は人間の感情をキャッチ・伝染する 〜犬の幸せ〜にも記載しましたが、

わんちゃんが幸せになって欲しいと思うなら、まずは自分が幸せであることが大切です。

個人的には、適切なトレーニングはわんちゃんとのコミュニケーションだと思っています。

「トレーニング」という言葉に惑わされ「厳しくしなきゃ!」と思う方もいるようですが、

トレーニングは、盛大に可愛がりながら行ったっていいんです!

参考「犬のトレーニング(しつけ)」という言葉にどんな意味付けをしてる?

違和感はクリアに!

まずは、どんなトレーニングをしているときにそういった思いが出てくるのか、自分を観察してみましょう!

例えば、トイレのトレーニングは問題ないけど、〇〇のトレーニングは違う気がする・・など、

自分の気持ちを知ること、どうしてそう思うのか、何が違うのか、自分との対話です。

そして、必要ないな、と思えば必要ないですし、

トレーニングのゴールに違和感はないけれど、方法が違う気がするなど、違和感をクリアにしていきましょう。

トレーニングはわんちゃんを苦しめるものではない

様々なトレーニングがあり、中には人間のエゴのために考えられたトレーニングもあるかもしれません。

トレーニング(しつけ)はしっかり行った方がいいの?〜心の安定〜という記事にも記載しましたが、

適切なトレーニングはわんちゃんの心の安定にもつながります。

情報は取捨選択。

トレーニングは遊びにしちゃおう!

トレーニングは、ワンちゃんにとっても人間にとっても、「楽しい」ことが大切です。

様々な体験をし、ワンちゃんが「楽しい!」「褒められた!」という経験をすることが何よりのトレーニングです。

盛大に褒めて、盛大に可愛がろう!

トレーニング(しつけ)で大切な「中庸」

自分よりもわんちゃんを上に置いていないかな?その逆はないかな?と振り返ってみましょう。

ワンちゃんに偏ることなく、人間に偏ることなく、お互いの真ん中。

中庸とは、単に中立であることを示しているだけではなく、道徳や倫理的に好ましいかどうかも含まれています。

感情的に、特に怒りながらトレーニングすると「自分に注目してくれてる!」と思い、興奮してその行為を繰り返す等、

トレーニングがうまくいかなくなることがあります。

中庸の意識は、感情の起伏を抑えることができます。