犬の行動学習(トレーニング・しつけ)

【注意!】犬がわかりやすい指示1

ワンちゃんが靴下やスリッパを咥えてイタズラしようとしています。

飼い主は「だめ!」と言って叱り始め、ワンちゃんは指示に従って、靴下(スリッパ)を離してくれました。

この時、離してくれたにも関わらず、「だめ!」としか言わないことがあるのですが、

【基礎】犬の行動学習でも記載したように、犬は行動の前後0.2秒が重要で、数秒後のことを言っても、

何に対して言っているのかわかりません。

また、「だめ」だけだと、ワンちゃんは何が正解なのかわかりません

何がダメで、何が正解なのかを教えよう!

靴下(スリッパ)を咥えたことは「だめ!」だけど、

スリッパを口から離してくれたことは「だめ」ではありません。むしろ正解です。

口から離してくれたら盛大に褒めるなど、

わんちゃんの1つ1つの行動を観察し、その1つ1つの行動に対して細やかに反応すると、ワンちゃんがわかりやすい指示となります。

また、上記の例のように、やってほしくない行動(だめ)→ 指示を聞いてくれた(褒める)という行為が混在している場合、褒める時におやつをあげると、

→やってほしくない行為をした後に指示を聞けばおやつが貰える

→靴下を咥えて離すとおやつをもらえる

→靴下=おやつ

になることがあり、おやつが欲しい時に「靴下を咥える」といった行為を繰り返すことがあるので注意が必要です。

何度も言いますが、行動前後の0.2秒が大事です。

この0.2秒で人間が言葉を発するのって、なかなか難しいので、クリッカー等を使用するのがおすすめです。

「このクリッカーがなったらご褒美がもらえる!」と覚えてもらえると、トレーニングもスムーズになります。