犬の習性(人間には問題行動に見えるものも?)

【意外?】犬がストレスを感じる環境

犬がストレスを感じる理由

犬がストレスを感じやすい環境は、生きるために必要なものがなく、犬の習性が満たされない時です。

ストレスの原因となる「ストレッサー」

ストレスを引き起こすストレッサーには、様々な種類があります。

物理的ストレッサー心理的ストレッサー生理的ストレッサー化学的ストレッサー
・暑さ
・寒さ
・騒音
 など
・恐怖
・不安
・不満
・葛藤
 など
・ウイルスや細菌感染
・炎症
・出血
・血圧低下
 など
・薬物
・タバコ
・大気汚染
・添加物
 など

犬にとって、生きるために必要なものは具体的には以下のようなものとなります。

  • 生命・身体の安全
  • 危機の回避
  • 食べ物・水分補給
  • 健康管理
  • 快適で安全な生活空間(自分のテリトリー(縄張り))
  • 睡眠・休息
  • 十分な運動
  • 捕食行為を真似した遊び
  • 探索活動(縄張りの状況把握(散歩等))
  • 他の犬との接触
  • 集団(家族等)への所属 / 個性の尊重

十分な食事・飲み物がない、日常的な危機や脅威、暑すぎる/寒すぎる、怪我や病気、安心して眠れない、孤独、仲が悪い個体がいる、運動不足、狭すぎる空間で過ごすといった状況では、

犬はストレスを感じます。

犬は環境の変化に弱い

犬は環境の変化にとても弱く、家具の移動や引っ越し、家族構成の変化はストレスを感じやすくなります。

基本的には来客も苦手で、ストレスを感じている場合があります。

わんちゃんのストレスは、社会性を身につけることで減らせるものもあります。

長期的・強すぎるストレスにさらされると・・・

ストレスとは、外部刺激や心理的な緊張により、体内に起こる変化、

また、その変化した体を元に戻そうとする反応を総称して「ストレス」と呼びます。

通常、上記のように「元に戻す」作用が働くため、長期間にわたって体に影響が出ることはないのですが、

継続的なストレス、強すぎるストレスにより免疫系に影響を与え、痛み・だるさ・無気力・食欲不振・嘔吐・下痢などを引き起こします。