犬の行動学習(トレーニング・しつけ)

【注意!】犬がわかりにくい声がけ・言葉

犬自身は言葉を話すことはできませんが、人間が発する言葉に乗せている感情や意味合いは感受できます。

覚えてほしい言葉は、犬に分かりやすく発しましょう。

否定形は理解しにくい

犬は、否定形の言葉は理解しにくいということを覚えておくといいと思います。

例えば、「吠えないで」などです。

また、「うるさい!」なども理解しにくいとされています。

「可愛い」なども犬にとってわかりにくいと思いますが、「可愛がられている・愛されている」ことはわかっていると思います。

やってほしくないことがあれば、「だめ」という言葉を覚えてもらい、「だめ」で統一すると、犬にもわかりやすいです。

また、【基礎】犬の行動学習でも紹介していますが、声がけは行動前後の0.2秒以内だと効果が出やすいです。

(ただし、【基礎】犬の行動学習【基礎】犬の習性にもあるように、犬がやることには、本能やその犬なりの理由があります。そこを飼い主が理解し、ワンちゃんに学習してもらうことが大切です。)

指示に従ってくれた場合は、盛大に、わかりやすく褒めまくりましょう!

褒めながら、おやつをあげるのも手です。

これが「正解」とわかるように伝えます。

関連【注意!】犬にとってわかりやすい指示2

参考【具体的に】おやつのおねだりがエスカレートする

「怒る」と「叱る」の違い

上記のように、犬は、人間が言葉に乗せている感情をキャッチします。

人間が感情的に怒ると、犬は「リーダーが不安定だ!」と感じたり、「自分に注目してくれている!」と興奮することがあります。

叱るときは、冷静に、感情の起伏を小さくし、「伝える」気持ちが大切です。

もちろん、叱っている時も、人間が愛情を込めていれば、犬はその愛情もキャッチしてくれます。