犬の習性(人間には問題行動に見えるものも?)

【動作・姿勢】によるコミュニケーション

犬の気持ちの表現は、大きなボディランゲージが特徴です。

嬉しいと飛び跳ねたり、走り回ったり!

怪しいものを見ると背中の毛を立たせて体を大きく見せたり、

怖い時は耳を寝かせ、尻尾を下げ、姿勢を低くし、攻撃されないような姿勢をとります。

尻尾の動きにも注目!

犬は嬉しい時に尻尾を振りますが、興奮・緊張しているときも尻尾を振ります。

そのため、振っているかどうかではなく、動きや形、角度を見ます。

リズミカルに早く振っている時は嬉しいとき。

不規則でゆっくりだったりするときは、緊張や警戒している可能性があります。

尻尾を動かしているときは、表情や姿勢、声色にも注目して、総合的な観察を行いましょう。

犬が大きなボディランゲージをする理由

犬の視力はあまり良くありません。

静止しているものよりも、動いているものに敏感で、近くにあるものには焦点が合わないと言われています。

動いているものに敏感なのは、捕食する本能があるためです。

これは、犬は目を動かす筋肉(動体視力)が発達していることを意味し、

動いているものであれば、800メートル先でも特定できるそうです。

よって、犬とコミュニケーションをとるときは、大きなジェスチャーをすると

犬にとって分かりやすいコミュニケーションとなります。

分かりやすいコミュニケーションをすることで信頼関係ができやすくなり、行動学習もスムーズになります。

犬は色がわからない?

色を識別することはできますが、人間より識別できる色は少ないと言われています。

赤は暗いグレーに見え、緑・黄色・オレンジは黄色っぽく、青や紫は青っぽく見えるようです。